クビアカツヤカミキリの被害地域と分布全国の最新状況

このサイトについて

2026年に入り、クビアカツヤカミキリの被害は6県増えました。国は9月に防除戦略を決め、10月に予備費を出しました。各地のニュースは毎日のように出ていますが、ばらばらです。このページは、自分の町から見られる形で1か所に並べるために作りました。

4段階の分け方

都道府県と市町村の段階は、国の防除戦略 参考資料2(2026年9月11日)の区分から機械的に分けています。作り手の見立てではありません。国の一覧のあとに新たに被害が見つかった地域は、報道で確かめて別に書き足しています。

集め方

どうやって確かめているか

  1. 毎朝6時に、ニュースの見出し、県と国の公式ページ26か所の変化、iNaturalist の観察記録を自動で集めます
  2. 新しく被害が見つかった地域は、見出しだけでは載せません。県や市町村の発表か報道の本文を読み、確かめてから1件ずつ足します
  3. 奨励金・報奨金は、1件ずつ自治体の原文を読み、確かめた日を書いています
  4. 数字は、出典の行と照らしてから載せます。原典に無い数字は作りません

最近の集め

データ

このサイトで整理したデータは、どなたでも使えます。研究、自治体の資料、授業、報道などにどうぞ。

データを CSV で取り出す市町村ごとの区分新たな被害奨励金・報奨金

このサイトのデータは CC BY 4.0 です。出典に クビアカのいま と書けば、加工も商用も自由に使えます。元は 国の防除戦略 参考資料2(2026年9月11日)で、このサイトが市町村ごとに整理しました(公共データ利用規約 第1.0版)。

出典の書き方の例 出典:クビアカのいま(https://kubiaka-now.com/)。報道の見出しは各社のものなので、このサイトでは要約と出典のリンクだけを載せています。

誤りの連絡と、直した記録

誤りに気づいたときや、新しい情報があるときは、このフォームから知らせてください。確かめたうえで直し、この下に記録します。

すべてにお返事はできません。いただいた内容は1件ずつ原文で確かめ、直したものはこの下の記録に残します。

直した記録

免責事項

このサイトの情報は、国・自治体の公開資料と報道をもとに、できるだけ確かめてから載せていますが、誤りや古い情報、見出しからの見立ての外れが含まれることがあります。被害の有無・防除の方法、奨励金・報奨金の条件などは、必ず各都道府県・市町村の公式の発表で確かめてください。このサイトの情報を使って生じた損害について、作り手は責任を負いかねます。誤りに気づいたときは、確かめたうえで直します。

作り手

昔は日本には花見という文化がありみんなが桜を囲んでよく楽しんだものさ。。

桜の下で、人とオオカミとトキが並んで花見をしている。人は黒い影、オオカミとトキは淡い桃色で消えかけている

桜の下に集まる国

春になると、公園にも川べりにも学校にも、桜の下に人が集まります。お弁当を広げ、お酒を酌み交わし、散る花びらを眺める。千年をこえて受け継がれてきた、この国の春の景色です。

それが、当たり前ではなくなるかもしれない。このサイトは、そこから始まりました。

考えたこともなかった、が現実になる

未来を想像してみてください。

ニホンオオカミは、明治のはじめまで本州から九州まで広く暮らしていました。確かな記録として最後に捕らえられたのは、1905年、奈良県東吉野村の鷲家口の若い雄です。そのあと生きた姿は確かめられず、絶滅したとされました。はっきりした理由はいまも分かっていません。

佐渡の空を飛んでいたトキは、1981年に野生に残った最後の5羽がすべて保護され、2003年、日本で生まれた最後のトキ「キン」が息を引き取り、日本のトキは絶えました。いま佐渡の空を飛んでいるのは、中国から贈られたトキの子孫です。

どれも、その時代の人たちが、いなくなるとは考えてもいなかった生きものです。世界を見れば、もう見られなくなった動植物はたくさんいます。

いま、桜に起きていること

クビアカツヤカミキリは、中国や朝鮮半島などにもともといるカミキリムシです。幼虫が生きている桜や梅や桃の幹の中を食べて育ち、木を弱らせ、枯らします。日本で初めて被害が確かめられたのは2012年、愛知県でした。

国は2018年1月15日、この虫を外来生物法の特定外来生物に指定し、飼うことや生きたまま運ぶことを禁じました。それでも広がりは止まらず、2026年9月11日には農林水産省と環境省が防除戦略をまとめています。その時点で、被害は22都府県、300を超える市町村に広がっていました。2026年に入ってからだけでも、山梨、福井、長野、岐阜、岡山、香川の6県で新しく見つかっています。

一度入った町では、被害は減っていきません。群馬県の被害木は、2017年度の682本から、2025年度には13,927本になりました。8年で約20倍です。埼玉県行田市では、武蔵水路沿いの桜並木405本のうち9割を超える木が被害を受け、その春、花はほとんど咲きませんでした。

見慣れた桜並木が、ある年から咲かなくなる。それは遠い国の話ではなく、もう始まっています。

植物に生かされる仕事

私たちは、三重県菰野町という山沿いの町で、夫婦で小さく植木屋をしています。毎日、庭の木や竹林や山の木に触れながら、日々植物に生かされている仕事だと感じています。

私の口癖は、植物に嫌われたら終わり、です。植物に嫌われたら、良い仕事にはめぐり会えない。仕事なんかない。そう思って、毎日動いています。

30代の半ばまで、いろいろな土地を転々とし、いろいろな職につき、まともに定職についたことがありませんでした。そんな私が、これだけ長くこの仕事を続けてこられたのは、庭の世界、植物の世界、動物の世界と、知れば知るほどはまっていく世界だったからです。それが、造園、庭師、植木屋と呼ばれる世界でした。

境界線をなじませる

私は、業という括りにあまりこだわりたくありません。造園だから、林業だから、環境保全の団体だから。人間が引いた境界線は、庭にも山にも、本当はありません。桜を食べる虫は、公園の桜と庭の桜と果樹園の桃を区別しません。だから私たちも、線のこちら側だけを見るのではなく、線と線のあいだをなじませていきたいと思っています。このサイトは、その小さな一つです。

一生を捧げられるものには、なかなか出会えません。もし出会えたなら、必死に手放さず、毎日少しずつ進んでいける自分でありたい。桜の下にまた人が集まる春が、この先も続くように。

桜の下で花見をしながら毎年お酒を飲みたい。そんな想いで。 ただただ。。

剪定屋空 代表 飯島 一郎

www.senteiyasora.com